「池澤夏樹氏に関する最新情報の掲示板」に書き込ませて頂いた者です。先日、池澤夏樹さんに偶然お会いした時の感動をコラムにしたためましたので、もしお時間があられる方がいらっしゃったら、読んで頂けると光栄です。
私は文学とは程遠いのですが、あるちいさな新聞社で記者をしています。「墨魚点滴」というタイトルのコラムです。
「自分の幸せだけを考えるなら株でもやっていればいい。自分が幸せでなければ他の人を幸せにはできないが、なんとなく周りの人の幸せを考える」▼空港で作家の池澤夏樹さんにばったり会った。心の食指が動くような感じがして後を追った。中学生の頃から影響を受けている。ミーハーにも「大ファンです」と声をかけ、サインまで頂いてしまった▼池澤さんはこの10年間沖縄に住んでいて、だからいつか沖縄に住みたいと思っていた。でも新聞のインタビューでフランスに移住する、という一文を読んで衝撃を受けていた矢先だった。「どこにいても一緒だよ」と話してくれた▼「なんとなく周りの人のことを考える」とはどういうことだろう。なんだ、なんとなく考えればいいんだ、と自分にも出来そうだと考えた。友人に話すと、なんとなく
、というところが優しさの押し付けではないからすごいねと言う。別の友人は難しいことだ、今のあなたは自分のことさえも考えていない、と指摘する▼想像通り樹のようにしなやかで、穏やかな空気を持った方だった。「ずっと勉強ですよ、お互いにがんばりましょう」と励ましてくれた▼ここにいても、どこかにいても自分は自分でしかない。しなやかにいきたいと思う夏の一日だった。(黎)
どうしたら池澤夏樹さんみたいになれますか?というつかみどころのない質問をして、自分でもおかしいことに気づいて、どうしたら池澤夏樹さんみたいにみんなの幸せを思うことができますか?と尋ねたら、上のようなことをお話してくださいました。本当にお会いできて良かった。私はまだまだ若造ですが、勉強して、大きくなったら(体はもう十分大きいかもしれません)、池澤夏樹さんみたいに、話すことに力があって、説得力を持ってその人の心に迫り、その人に影響を与えることが出来る人に、ちょっとでもなりたいな、と今朝ふと思いました。
長々と失礼いたしました。メールを下さった方々、ありがとうございました。
れい
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